Aピラー(フロントピラー)について

車の専門用語の一つにピラーという言葉があります。ピラーとは柱という意味の言葉で、ルーフとボディをつなぐ柱の役割を担っているのがピラーです。また、フロント部分にあるピラーをAピラー、前席と後席の間にあるピラーをBピラー、そして後席とトランクをつなぐ部分にあるピラーをCピラーと言い、使い分けています。

現在の車はモノコック構造になってきているので、ピラーの役割はルーフを支える柱としての役割よりもむしろ、衝突安全性や車体剛性を上げるための役割なども重要になってきています。たとえば、正面衝突をした場合に、室内空間の安全確保のためにはフロント部分のピラーに高い剛性が求められます。

さらに、ピラーの角度によって、見た目が大きく変わり、空力なども大きく変わってきます。スポーツカーはもちろん、エコカーなどの場合は、極力空気抵抗を少なくさせたいので、フロントのピラーやリアのピラーの角度を寝かせぎみにします。それに対して、ワンボックスカーのように空力よりも、室内のスペースを広くとることが優先される車の場合は、ピラーを立たせて、少しでもスペースを広く取ることができるようにデザインされます。

なお、ピラーを太くすると剛性は上がりますが、視界が悪くなり、逆にピラーを細くすると視界は開けますが、剛性が下がってしまいます。ここがデザインを考える上で難しい点です。

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